ゲームな日記

君にやっと巡り逢えた
071234567891011121314151617181920212223242526272829303109

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
【 --/--/-- (--) 】 スポンサー広告 | TB(-) | CM(-)

「落日のイデア」3ページめ




 アライナスの巣というのは『巣』と呼ぶだけあって入り口は洞窟みたいな形状になっていた。少し、ナロールの巣に似ているかもしれない。
 ずっと洞窟だと戦闘に突入した場合戦いにくいなと思ったけど、杞憂で終わった。薄暗い岩のトンネルを少し進めば道は開けて、眩しい光が視界を射した。
 まず感じたことは、空気越しに肌をチクチクと刺すような確かな敵意の存在だった。感覚としては冬の空気にも似ているかもしれない。まだ肌寒い季節でもないのになんとなく腕をさすってしまう。
 この辺りを荒らしていただろう灰色のドラゴンを一掃したとはいえ、俺達はこの場所には場違いな存在であることに変わりはない。バモを畏れて近づいてはこないけど、俺一人だった場合、確実に襲われていただろう。
 こういう場合、ボスは一番奥にいるってパターンが決まっている。ナロールの巣のときもそうだったし…。
 絶対に歓迎されていない、敵意に満ちた空気の中を進むのは気が引けるけど、頑張るしかない。
 だいたいの物事なら無表情に傍観しているバモが、この場所ではぐるりと首を巡らせて周囲に睨みを利かせている。
『…私の背に乗った方が安全だろう』
 もそっとした声に、ここは素直に頷いた。争いに来たわけじゃないし、エレナタリティーに会えればそれでいい。安全第一で考えるなら、バモの背中に乗って最奥を目指すのが賢いだろう。
 バモの提案に甘えて背中に乗せてもらい、飛んでもらった。歩けばそれなりの道のりもドラゴンの背で運んでもらえばすぐのことで、俺達はものの数分でエレナタリティーのもとに辿り着いた。


 アライナスの巣2


 エレナタリティーは、バモを5倍にしたくらいは大きかった。見た目はまんまバモって感じで、この辺りのドラゴンがバモを畏れていた理由がなんとなく分かった。二匹はよく似ているのだ。よく似ているけど、やっぱり違う。威圧感というか…ああ、だから、体格が大きなドラゴンはそれだけで畏れられるのか。今になってバモに頭を下げていたフライドラゴンの気持ちが少し分かった。
 俺達が来ることを事前に察知していたのか、エレナタリティーは凪いだ視線でこちらを一瞥して、首を傾げた。そういう仕種はバモと似ている。
『…まず礼を言おう。外の異物を排除したそうだな』
 え、と驚く俺に対し、バモは無表情のまま『異物か。確かにアレは異物だ。一体どこから来ている』当然みたいな顔で会話をするので、本当に初対面なのか? と思いつつも俺は口を挟まないことにした。なんていうか、口を挟んじゃいけない空気みたいなものを感じるというか…。高位のドラゴン同士が話していた方がいいだろう、っていうか。
 よし。バモに会話の進行を任せてみよう。口を挟むのも気が引ける。

『ジューノ水晶回廊…。そこから異変が広がっていると聞いている』
『ラーダス各地に異変が起こっている、と見ていいわけか』
『さよう。水晶回廊に近い場所ほど大きな異変に見舞われているようだ。ガイシスタリティーも、活動が活発化したジャイアントを警戒している』
『気が立っているのはどこも同じ…ということだな』
『そういうことになろう』

 一拍置いて、エレナタリティーの視線がバモから俺にスライドされた。なんとなく背筋が伸びる。
『……ナロールタリティーの顛末については聞き及んでいる。同胞が世話をかけたようだな』
「え? あ、いや…」
 ナロールタリティー。ウェンダが何かしなければ、エレナタリティーのように聡明で、話し合いもできたドラゴン。
 あのまま放っておけば、アンダワルドに侵攻したろうナロールタリティーを止めるしかなかったとはいえ…思い出すだけで口の中が苦い。かけがえのないドラゴンが死に、ナロールの巣は崩壊し、浜辺の生態系は崩れ、父さんも、メロディも…。
 強く握っていた拳を意識して解く。「俺は何も…。バモの力添えがあったからこそ、というか。むしろ申し訳ないというか……」ぼそぼそ口にする俺にエレナタリティーは首を捻った。『何を謝ることがある』「いや…ウェンダって人間が、ナロールタリティーを暴走させたし…。今もラーダスを危機に晒してるのは、たぶん、人間の方だから」だから、同じ人間としては頭が上がらないというか。申し訳ないというか。
 バモが眉間に皺を刻んだかと思ったら翼で俺の背中をぶん殴ってきた。おかげで久しぶりに顔面からすっ転ぶことになって痛いのなんの。草原があるとはいえ顔から地面に突っ込んだら痛いんだぞこのやろー。
 草原に手を突いて「な、にす…っ」何すんだこのと見上げれば、バモが怖い目つきでこっちを見下ろしていた。いつもの無表情…じゃない。烈火のように瞳が燃えている、気がする。…っていうか怒ってる? 怒ってるのかこれは? なんで。俺バモが怒るようなこと言ったっけ。
『私達とて分別はある。その辺りの雑種のドラゴンとひとくくりにされてはたまらぬと思うように、お前もそやつと人間という言葉一つでくくられてはたまらぬだろう。それでいいのだ。余計なものまで背負い込むな』
 ……えっと、なんか怒られました。
 すっ転んであちこちについた砂やら草やらを払いつつ起き上がって、背中を殴られた勢いで転がっていた杖を拾った。
 なんかよく分からないけど、怒られたし。転ばされたし。バモってよく分からないな。
 俺達の様子を観察していたエレナタリティーが大きく翼を広げた。『まぁ、そういうことだ。人間という言葉で今回のことをひとくくりにするつもりはない。…お前達が片付けてしまったが、外の異変は続くだろう。何事も連携を取っていかねば……』バモより何倍も大きな翼をさらに大きく広げて、エレナタリティーの巨体が空に舞い上がった。
 行ってしまう。聞くこと。最後に聞くことは。
(異変はジューノ水晶回廊から…ガイシスタリティーのいるガイシスの巣は今のところ大丈夫…。さっきの言葉だとエレナタリティーはガイシスタリティーと情報共有してくれるみたいだし…。俺が目指すべきは、ジューノ水晶回廊、になるのか? そこにウェンダがいる確証はないけど、アンダワルドからの距離を考えると、その辺りに潜伏しててもおかしくはない、か)
 アンダワルドを離脱したウェンダはアーティシアに戻っていない。アンダワルドの港で見かけられたという情報もない。あいつはラーダスにいると踏むのが一番現実的で、ここまでの旅程で目撃情報がないことを考えれば、水晶回廊方面に逃走した、と見るのが妥当か。
『少年』
「、はい」
 少年、という言葉で呼ばれるのはこの場では俺だけだろう。
 考え込んでいて反応が少し遅れたものの、エレナタリティーの声に顔を上げると、巨体は遥か頭上、太陽を遮る位置で羽ばたいて俺のことを見下ろしていた。
『あまり思い詰めるでない。それでは守護竜になったフライドラゴンが報われぬだろう』
「守護竜…?」
 聞き慣れない言葉だった。それが何なのかもよく分からない。が、エレナタリティーはそれだけ言うとロングラ山の山並みの方へと羽ばたいて行ってしまったので、訊くに訊けない。
 バモが知ってるかも…と思ったけど、なんかあれだよ。ムスってしてる気がする。いつもの無表情になってるからよく分かんないけど、俺を怒ってから一言も喋ってないし。こっちにも訊くに訊けない。

 えーと。とりあえず、アライナスの巣を出ようか。一応情報は手に入ったわけだし、目的は果たせた。
 目指すべきは異変の中心地、水晶回廊だ。


スポンサーサイト
【 2015/08/27 (Thu) 】 落日のイデア | TB(-) | CM(0)

愛のシナリオ 2篇






 なんとなく2篇めです。イデアを書く気分でなかったので…\(^o^)/
 お話は追記にて~


【 2015/08/25 (Tue) 】 お話 | TB(-) | CM(0)

ニルバーナの目次的なあれそれ



 自分でも資料として振り返ることが多いので、ついでにページを作っておきます・w・
 何ページめどんな話だっけ?がだいたい分かればよし!w



登場人物紹介
 物語後半で一度更新しておりますが、ネタバレ的なものはない…ハズ


1ページめ
 物語の始まり。舞台はアンダワルド港
 街の空気に馴染めないままでいる主人公モレンドと、相棒であるスカイハマーゲイルのメロディ

2ページめ
 アクアドラゴンが街を強襲したジドレイの戦から一年
 様々なものを失った、あの戦は何が原因だったのかと考えるモレンドだったが…

3ページめ
 よく晴れたその日、パトロール隊がアクアドラゴンに強襲されるという事件が起きる 

4ページめ
 アーティシアから派遣されてきた部隊の隊長であるウェンダ・シングリラとの出会い
 
5ページめ
 アクアドラゴン視点。彼らの現状とは…

6ページめ
 ナロールの巣に調査隊が派遣されることになり、モレンドも兵士の一人としてメロディと共にアンダワルドを発つ

7ページめ
 よぎるのは、かつての世界の面影。在りし日の幸福な一人と一匹の姿。その顛末
 ナロールの末裔は吠えた。友に、最期の言葉を

8ページめ
 隊長であるウェンダの裏切りにより、モレンドは危機に陥る
 一度目の窮地は父に救われた。そして二度目の窮地で、彼はバモーカクに出逢う

9ページめ
 友の魂の慟哭に駆けつけたバモーカクは、自我を喪い暴れ狂うナロールタリティーに、ある決断をする
 友の最期の望みを叶える…。それが友のためだと信じて

10ページめ
 ナロールタリティーの攻撃で負傷したモレンドだが、バモーカクの癒やしの力で復活を果たす。しかし…

11ページめ
 彼の生が幸福で満ちるその日まで、彼女は歌い続けると決めた

12ページめ
 聖地アノヤーテン。魂の安寧が約束された黄金郷にも変化の兆しが迫っていた

13ページめ
 彼は旅立つ。傍らに大きなドラゴンを伴って 


 
 番外編的なあれそれな話。本編未登場の子も含む

メロディの憂鬱
 メロディがモレンドを気にかける理由とは…

黒き花と呼ばれた竜の話
 本編未登場。登場予定ではあるクロユリの話



あとがき的なページ
 「甘ったるいニルバーナ」のあとがき的なもの
 ついでにテーマソングとかものっけてます。大きなネタバレ的なものは書いてないハズ…



【 2015/08/18 (Tue) 】 甘ったるいニルバーナ | TB(-) | CM(0)

「落日のイデア」2ページめ




 ロングラ山の東側は、緩やかな山道が続いている緑のきれいな場所だった。
 ヘビータイプのドラゴンは地面の草をのんびりマイペースに食べて、茶色い体毛のネズミは毛繕いをしたりちょろちょろとその辺りを走り回っている。
 一見すれば平和そのものの山道だ。年月は感じるものの、石畳の道は充分平坦で歩きやすそうだし。
 この道をずっと行った先、どん詰まりになる場所に、エレナタリティーのいるアライナスの巣があるらしい。
「歩くよ」
『何故だ。飛んで行った方が早い』
「いや、体力つけなきゃだし…それに少し歩きたいんだ」
 アーティシアの門を軽く飛び越えたバモなら、このままエレナタリティーのいる場所までひとっ飛びもできたのだろうけど、それは遠慮した。歩くと言う俺にバモは首を捻っていたけど、大人しく俺を山道に降ろしてくれたので、荷物だけはそのままバモに預ける形で背中に杖を背負う。
 頭の中が慣れない術式でぐるぐるしてる。ちょっと運動でもして一度違うことに意識を向けないと。
 はりきって石畳を歩き始めた俺にバモはまだしばらく首を捻っていたけど、やがてのそりとした動きで後ろを歩き始めた。道が狭いから隣に並ぶと歩きにくいっていうのは言わなくても分かったらしい。
 山の方からアーティシアに向けて吹いてくる風は少し肌に冷たくて、山の風だなぁ、と思った。
 少し進むと、石畳の舗装された道はなくなって、ただの地面になった。舗装がなくなるのが早いと思ったら、道の脇でフライドラゴンと青っぽい毛色の鳥が喧嘩していた。鳥…うん、小さいけど翼っていうか羽っていうかがあるし、嘴もあるし。たぶん鳥。で、縄張り争いだろうか。どっちもそれなりに攻撃的に相手を突き回しているから、道の舗装が途切れている原因もこれだろう。
 なるべく避けていったとして、攻撃的なドラゴンと鳥の横を通るのは無謀かな…。やっぱりバモの背中で運んでもらった方がいいのかなぁ。歩くって言ってまだ5分なんだけど…。
 さてどうするかなぁと悩んでいると、喧嘩していた二匹が全く同じタイミングでこっちを見た。と思ったら、それまでの喧嘩の勢いはどこへやら、ドラゴンは翼をたたんで頭を低くして後退って、鳥の方は小さな羽をバタつかせながらどこかに走り去っていくではないか。
「お前ってさ、有名人…じゃないな、有名ドラ? なの?」
 振り返ればバモーカクがいて、いつもと変わらない無表情で俺か、俺の向こうで小さくなっているドラゴンを見ている。『知らぬ』「あいつ頭下げてるけど」『体格の大きな者に畏敬の念を抱いているだけだろう。弱肉強食の世界は至極単純なのだ』「ふーん…」まぁ、そういうことにしておこう。ドラゴンの世界での常識とかは俺は分からないし。
 攻撃されたら面倒だなと思ったけど、フライドラゴンも青い鳥もバモを畏れて近寄ってくることはなかったから、山道の坂というキツさを除けば順調に先へ進めた。
 水の音が聞こえる…。吹く風が冷たいとは思ってたけど、水場もあるのか。どおりで。
(山の水はきれいだって聞くけどどうなんだろう。おいしいのかな。少なくとも冷たいんだろうな。そこでちょっと休憩するか…)
 自分のモヤシさを痛感しつつ、なんとか急な上り坂を上がりきった。膝はまだ笑ってない。息はちょっと切れてるので整えていこう。深呼吸深呼吸。
 少し勾配の緩くなった道に、視界が開けてきた。どうやら少し広い場所に出たようだ。水の音も近い。
「水場があるよな。そこでちょっとだけ休憩しよう」
 音からしてあっち、と指さした俺にバモが首を捻る。『…疲れたのか?』ぼそっとした声には嫌味も何も含まれてないんだけど、なぜか嫌味に聞こえる…。このくらいで疲れたのか、的な。
 魔法使いとはいえもうちょっと体力をつけないとこの先マズいぞ俺。頑張れ。

 これから話をしに行くエレナタリティーっていうドラゴンは、バモの親戚のような存在らしい。希少種で、賢くて、体格も大きい。会話もできる。
 何をするにしても情報収集が必要だ。俺達はまずロングラ山周辺を治めているエレナタリティーが何か知らないか、話をするつもりでいる。
 エレナタリティーとバモに直接的な繋がりはない。ただ、エレナタリティーもバモも希少種で、賢いから、きっと話し合いができる、という前提での行動だ。無駄になる可能性もある。
 なぜ話のできる人間から情報収集を始めないのかといえば、理由がある。
 俺の立場上、人から有益な情報を聞き出すことはまず難しい。パイプ役のような知り合いなんていないし…議会もスカイハンマーも俺を疑心の目で見ている。アンダワルドに派遣した部隊は全滅、隊長のウェンダは失踪、任務で生き残ったのが俺のみとなれば、その疑心も仕方のないものではあるけど…。
 現状、ウェンダが『裏切った』という証拠は俺の証言とバモーカクの後押ししかない以上、俺がスカイハンマーから『追放』の処分だけですんでいるのは、まぁ軽い方だろう。
 そういうあれこれがあるから、議会、スカイハンマーからの情報提供なんて期待はできない。だからエレナタリティーを頼った。
 俺が純粋なオーセラ人だったら、きっと結果はまた違ったんだろうけど…生まれ持ってしまったものは変わらない。血は背負う。それだけのことだ。いつまでだってついて回る。そう、生きてる限りは。

 バモが後ろにいると当然のようにフライドラが頭を低くして場所を開けてくれたので、なんとなく申し訳なさを感じつつ、ドラゴンや動物が集まっている水場の近くに立って、俺は初めてそれに気がついた。
「…?」
 干からびた何かが地面に横たわっている。


道中1


(…フライドラゴンの、死体、か?)
 あまり水を汚したくはなかったものの、気になって近づいてみた。死体は日が当たって干からびている表面と水に浸ってぶくぶくになっている部分とに分かれ、近づけば明らかに死の臭いがした。生き物の水場であるこの場所にあることを考えると、衛生上このまま放置しておくのがいいこととは思えず、杖を構える。水に浸かってて燃えにくそうだけど、どうにかしよう。
 バモが一つ瞬きした。杖を構えた俺を首を捻って見下ろしている。
『何をする気だ』
「…処理だよ。理由はどうであれ、このまま放置しておくのは忍びないだろ。衛生上もよくないし」
『ふむ』
 頷いたバモが一歩下がった。『では私が燃やす』「えっ」慌てて振り返る。言うが早いか大きく息を吸い込んでいるバモに慌てて水を蹴ってその場を離れた。
 ごぅ、と背中側が熱くなる。同時に炎の色で水が一瞬で橙に染まった。その熱気と炎にほとんどの動物とドラゴンが驚いて逃げていく。
 熱い背中を払いながら振り返れば、死体があった場所には焦げた地面が残っているだけで、その地面もすぐに流れてきた水に覆われて見えなくなった。
『これでよいだろう』
 いつもどおりの無表情に、とりあえず頷く俺。…火力高いなぁバモは。いや、助かるんだけど、なんとなく肩身が狭い…。


 バモのおかげで? またはバモのせいで? すっかり誰もいなくなった水場でちょっと休憩して、再び山道に戻ってアライナスの巣を目指す。
 道なりに行って、かかっている橋を渡るところで足が止まった。
 見憶えのあるドラゴンがいる。ごつごつとした突起のある灰色のフライドラゴンがここにもいる。そう、ここにも。
 間違いない。ウェンダが連れていたのと同じ種類のフライドラゴンだ。
 たまたまここに同じ種類のフライドラゴンが一頭だけいる、なんて思えない。あまり考えたくはないけど…もう少しでアライナスの巣だ。そこにはエレナタリティーがいる。ナロールの巣のときと同じようなことが起こっていないとは言い切れない。
「バモ、乗せてくれ。急ごう」
『分かった』
 屈んだバモの背中に飛び乗り、アライナスの巣を目指した。灰色のフライドラゴンに気付かれないよう高度を上げて飛んでもらう。
 なるべくアライナスの巣へ早く行くためだったけど、高度を上げてもらったことで、俺はその現場を発見してしまった。フライドラゴンの死体と、戦うフライドラゴンとその子供、そして、灰色のあのドラゴンを。


道中2


 そうか。最初に見たあの死体はこのドラゴンのものだったのか。変色していて分からなかったけど…。
 小さなドラゴンが倒れている。必死に戦ったんだろうけど、大人の体格に子供が勝てるわけがない。残っているのは二匹…。手を貸さなければこのままなぶり殺されて死んでしまう。
「助けよう」
『何故だ』
「あの灰色のフライドラゴン、ウェンダが連れていたやつだ。たぶんだけど…自然発生したドラゴンじゃない。錬金術か何かで掛け合わされたやつだと思う」
 呪術について多少は身体が憶えたから、あの灰色のドラゴンが出す歪なオーラは前よりも肌に感じることができる。前は違和感、あるいは寒気として感じたそれは、呪いの力だったと、今なら分かる。
 バモがじっと灰色のドラゴンを見下ろした。視線を感じたのか、向こうが上空のこちらに気付いて翼を広げる。どこかぎこちない動きで。機械的に。一匹がそうすると残りのドラゴンもそれに習って空へ飛び立つ。
 結果的に子供のドラゴンが逃げる時間はできたけど…。囲まれたな。
『…確かに、奴らは空だな』
「空?」
『中身がない。哀れな生き人形だ。命令されるままに動いている』
「…つまり、命令している誰かがいるってことか」
『ああ』
「お前の言う生き人形が、現地のドラゴンを襲ってる。この点についてはどう思う?」
『疑問の余地もない』
 周囲を取り囲むフライドラゴンにバモが咆哮を上げた。耳がビリビリする。
 それでもフライドラゴン達は引かなかったので、バモが炎の玉と尾を叩きつける攻撃ですべて撃ち落とした。俺はバモから落ちないようにしがみつくくらいでとくに何もしないで、なんていうか、うん。肩身が狭い。
 フライドラゴンの子供は逃げてくれたようなので、ひとまず安心してそこを離れたら、また問題が発生した。アライナスの巣の周辺にはあの灰色のフライドラゴンが溢れていたのだ。現地の動物やドラゴンと争っている。
 よくよく目を凝らしたけど、この場に命令をしている誰か…ウェンダのような人物は見当たらなかった。
 灰色のフライドラゴンを放置しておくわけにはいかない。もともとここにあった生態系のバランスを崩しにかかっている以上、そして、あのドラゴン達の中身が『空』である以上…呪いを絶つ方法は一つだ。
 アライナスの巣の前に下り立ったバモを灰色のフライドラが気付いて襲いかかってくる中、バモの背中から飛び降りて杖を構える。
 魂のないその身体は、破壊するしか、虚ろな命が自由を得ることはない。
「掃討しよう」
 ポツリとこぼした俺に応えるバモの咆哮は地面や空気をビリビリと震わせた。
 俺の背中を護るように大きく広げられた翼が心強い。
 ……だけど、どうして、バモはここまで俺についてきて、俺のためになることをしてくれるのだろう。俺はいまだにその理由を確認できずにいる。
 ドシャッ、と音を立てて地面に落ちたフライドラゴンをバモの足が踏みつけ、すかさずその頭を炎で吹き飛ばした。最後の一匹だった。ほとんどバモが片付けてくれた。
「…、」
 相変わらず表情のない横顔に声をかけようか迷って、ぐっと拳を握って、やめた。
 今は時間が惜しい。外の様子のこともある。エレナタリティーに会って、話をしなくては。



【 2015/08/16 (Sun) 】 落日のイデア | TB(-) | CM(2)

オリジンドラパック…



 今週のメンテでもめぼしいイベントなどはないようで(´・ω・`)な顔してます、モレンドです(
 ドラプロは海外ゲーだから夏祭り的なものがない…。日本のやつだとたいてい浴衣とか夏祭りの衣装エトセトラの売り出しに夏祭りイベントが恒例だというのに…。ドロップ経験値三倍だよ!だけではモチベは上がらないぞ運営さんよ…
 とくにドラプロはせっかくドラゴンがいるのだから、頑張れば夏祭り限定のドラをげっとできる!みたいなイベントをやればよかったんじゃないかなーと思うのだが…鉢巻巻いてたりお面つけてたりはっぴ着てるだけでも雰囲気は出るものだが
 で、とくに夏祭り的なイベントはないまま 今週のメンテでは↓

サバサのハッスル!プレイヤーアリーナ参加キャンペーン!

 アリーナをまだ一回もやったことのないモレンドが通りますよっと…((
 食わず嫌いじゃないがなんとなく行く気が起きないままで終わっている…。黄金アプグレでやらねばならないのだがなぁ
 アリーナは人が集まらないと開始されないので、このキャンペーンの特典をげっとしたいなら、ワールドなどで募集があったときに参加するとよい?のかな?ギルドや同盟で声をかけあっての参加もよいかもしれないですねぇ
 それからAP買うという人のためにこっちもぺたり

【驚愕!!】常夏の大感謝祭!AP2倍キャンペーン開催!

 今だと10000APを一括購入でDP専用AP10000円をプレゼンツしてくれるようですよ(ヽ´ω`)
 合計購入金額ではなく一括なのが注意どころ。一括一万円なので、特典のAPもらおうって人はご注意を~。こちらの期間は2015年8月11日(火)14:00から8月31日(月)14:00までと8月いっぱいらしいです
 ↓ 訂正入りました
 人数が定員に達したそうで、8月18日(火)のメンテでAP二倍キャンペーンは終了するそうです。AP二倍を狙ってる人はお急ぎを…


 さて、モレンドに関係あったことといえばこれ↓

★オマケ付き★ドラゴンタイプ別確定パック登場!


bassui5.png


 上のSSの『 ガスティアランナー(陸上、水中、飛行、滑空速度+15%) 』という移動速度がアップするナレッジクリスタルが確定でついてきて、さらにラインナップドラの中からどれか一体が確定で当たるよ、というパックですね!
 最初このパックはニンブル、エンシェント、グラン、バトル、オリジンというタイプ別のラインナップでしたが、新たにツインヘッド、プトル、ボニーが追加されたようです。各パックのドラのラインナップは公式HPをよく見てくださいな~
 宣伝部の配布APが入ったので、オリジンのパックを一つ買ってみました( フェンギナが欲しくて…。またはあの木の子でも可!
 結果といえば…↓


kureru1.png


 知ってた^p^ デザインドラは出るはずないって知ってた…。まぁオリジンの課金ドラは全然持ってないし、小説で出せるね、資料になるね!と思えば…
 パシャってみましたが、クレルーヴォって黒というよりは銀色かなこれは


kureru2.png

kureru3.png


 うむ。やはりオリジンはいいなぁ。かっこいいなー。フェンちゃん……orz
 こちらの確定パックは8月17日(月)0:00までなので、購入を考えている方はご注意を~



 追記です!!

 この記事あげたあとに公式さんからミッションが出てたので、時間のある人はこなしましょう!収拾機能があるペットがもらえるらしいのです!
 公式さんはこちらー

マンサおばさんの肝試しミッション

 マンサおばさんのデイリークエ5種類を8.14、15、16日のいずれか二日間達成すればよいそうです。これは簡単!初心者のレベル帯でもできるからちょっと高得点だよ運営さん
 しかし、ターキーってどんなペットだっけな?

【 2015/08/14 (Fri) 】 ドラゴン | TB(-) | CM(0)

ロイットさんお誕生日おめでとう!


 メンズブラ攻撃で俺の腹筋を破壊しにくるフレのロイットさんですが、お誕生日だったそうで!おめでたいヽ(´ー`)ノ
 ということで、絵の書けないモレンドはせめて小説をプレゼンツすることにしました^p^
 やはりドラプロなのでドラゴンを出そう!ということになったので、今回お話に登場するロイットさんのドラゴンをご紹介↓


ぷーちん(プテラドラゴン)

ぷーちん1


 時間がかかってすまぬロイットさん…遅プレすぎてすまぬ…
 追記から お話へ どうぞ(´Д⊂ヽ
 遅すぎたかわりにロイットさんが好きそうな要素は頑張って入れておいた!w でも期待はしないでほしい…^p^


【 2015/08/10 (Mon) 】 お話 | TB(-) | CM(7)

『プレイヤーフォローシステム』とは…


 突然のこのシステムの発表から少したちましたが、未だにちょっと理解できません…モレンドです(´・ω・`)
 俺の他にもこのシステムに疑問を持った人は多いようですが…とりあえず公式ページをぺたり

『プレイヤーフォローシステム』実装!

 最初読んでいくと、新規でキャラを作って遊んだ人は特典げっと!とか、新規キャラをフォロー(その人の冒険をお手伝いするってことかな?)すると特典げっと!とかお得なことが書いてあるなーと思ったのですが…みんなが、そして俺が気にしているのはこの文面↓


bassui3.png


 これってつまり、プレイヤーフォローシステム、これに参加しなきゃ今までもらえていたAPがもらえなくなるよってことでFA??
 ちなみに知り合いでこのシステムについて取り上げている人を紹介すると、ヘルカさんの記事がこちらになるかな
 俺も改めて読んでみたのですが…うん、ヘルカさんが言ってるとおりなんだよなぁ。俺も同意見だし、フレの数人に話聞いてみたけど、みんな同意見でした。そして今改めて有料サービス永久無料化システムのページを確認したところ…


bassui4.png


 ページの最後の方の注意事項に追記がありました
 つまり!懸念されていたプレイヤーフォローシステム、これに該当することしなきゃ毎月付与されていたAPはなしになるそうです!!
 正直にいって、このシステムの意味がわかりません…。このシステム樹立のせいでやる気が減退したと言っても過言ではないかもしれない…(´・ω・`)ちょっと引退って文字を考えちゃったよ…。これで宣伝部まで突然廃止になったら俺は…俺は……
 ふう(›´ω`‹ )
 ともあれ、記事として書いていくうちにフォロー行為をしないと配布APはない…という決定事項がわかっただけでも…まぁ、収穫か
 一応新キャラというのは『※新規キャラクターは「レベル50以下のキャラクター」が対象です。』ってなってて、新しく作ったキャラクターが対象。新アカウントでなくてよいってのもまた…。
 あとは、このフォローすると得るポイント?っていうのも自分で確認っぽいしな。『※フォローポイント数はお手数ですが個別でご確認下さい。』ってなってるから…。でもこれ、フォロー行為がちゃんとフォロー行為としてカウントされてるのかーとかさ、食い違いがあったら、ずれていくよねぇ…。うーん
 うーんうーん。せっかくの新しいシステムだけど、これは賛同できないなぁ。俺もご意見送ろうかな…みんな送ってるようだし。。

 ともかく。毎月の配布APのためにはログインだけでなくてせねばならんことが増えたってことですね…
 ゲームをプレイしてる方は、めんどくさいとは思いますが、配布APのために『プレイヤーフォローシステム』のページに目を通しておいた方がよいです。文字ばっかりでめんどくさいとは思うけど
 俺はまだフォロー行為何もしてないから、何かしないとな…


【 2015/08/05 (Wed) 】 未分類 | TB(-) | CM(2)

8月度宣伝部人事発表…?


 いつもは月末に発表になる宣伝部人事なのですが、今回は2日にようやく、仮決定みたいなものが発表されました
 何やらシステムの問題で発表が遅れたということですが…その仮発表みたいな一覧の中にはモレンドの名前がありませんでした(´・ω・`)
 報告はいつも締め切り間近で、ちゃんと何日に報告した!とカレンダーにメモもしてあります(一回報告し忘れたことがあったのでなるべく癖をつけて…)
 で、7月はきちんと報告したし、簡単とはいえ初の動画をうpした月でもあるので、宣伝部メンバーから外れてしまうほど評価が低いとも思えず…
 そのことを踏まえて運営さんに問い合わせメールをしたところ、返信がきまして、『表記に誤りがございましたので、修正させていただきました。』とのこと。公式HPを確認しに行ったところ、なるほど確かに俺の名前が入っています…が……

08月度 ドラプロ宣伝部人事


meisi2.png


 チームリーダー…か…(´・ω・`)
 うーん、なんだか押し込められる場所にモレンドって名前が入っただけという気がしないでもないですが、7月はエンシャードくらいしかイベントがなかったのでオパールのときみたいに盛り上げられなかったのも事実…。まぁ、今月はチームリーダーということで納得しましょう…

 さて
 みんなで討伐頑張ったおかげで無事に背中衣装げっとできましたね!やったーヽ(´ー`)ノ 配布は8.18とのことでまだ先ですが、楽しみに待ちましょう!
 モレも昨日が三倍最後!と思ってクートんを通話に巻き込みながら頑張って神殿周回したのですが…今日のメンテで判明したことが…

 三倍期間、8月いっぱいまで延長です\(^o^)/

 まじかよ…。一週間だと思って頑張ったけど8月いっぱい…まだ一ヶ月あるっていうのかよ…ww 昨日頑張ってエレダメ1000作ったのに…ww
 というわけで、慌てて神殿周回する必要はなくなったようです(´・ω・`)昨日頑張ったのでさすがに今日は頑張る気が起きない…


 リアルでは暑くてへばっているので、またのろっとした動きになるかもしれませんが、IDなど人手がいりそうなときは声をかけてくださいねヽ(´ー`)ノ たぶん暇ではあるので…w
 8月の目標はー、うーむ。黄金アプグレ完了したらいいけど、三倍期間中はアリーナ人集まらなくてできなそうだなぁ…。こっちが全く手をつけてない状態だからなぁ…

 あと書きたいことといえば『プレイヤーフォローシステム』ですが、記事が長くなってしまいそうなのでわけますね!
 モレンドの今夏の目標(というか毎年の夏の目標)  :  生きる


【 2015/08/04 (Tue) 】 ドラゴン | TB(-) | CM(0)
プロフィール

モレンド

Author:モレンド
モレンドです!
画像はちょろさんが描いてくれたものをちょっと加工しました!w

オラディアを舞台にした小説などを載せています。
よかったら読んでいってね~

Twitter
カウンター


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。