ゲームな日記

君にやっと巡り逢えた
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オリジンドラまとめー



 昨日は寝るつもりがドラのSS撮り始めたらうっかり四時になってしまったという(゜レ゜)まだ眠いです、モレンドです(´・ωゞ)
 主力ドラがこれからなのですが、デザインいいね!って子をバシバシ撮ったので載せて行く会~
 オリジン大好きな俺としてはやはりオリジンから載せてみる。まずはグーレニオンから!


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『樹木によく似た姿をしたドラゴン。よく木こりを驚かし、ぎっくり腰の原因になったりする。
 またきれいな水と空気のある場所に生息するため、自然環境の一つの指標ともされる』


 なるほど、葉っぱと木の質感がよくできているなぁ…背中側から見たときの葉っぱ感?がすごい。この子に乗って森の景色の中にいると森の一部になったような気分に…
 顔はわりといかつい…w 牙もしっかり生えてるし。森ってイメージでなんか優しい顔してるのかなと思ったけどそうでもなかった・w・

 お次は蛇骨竜ナクロマス


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『遠い世の果て、大地の裂け目から現れたという神秘のドラゴン。
 闇の気を操るがその心は正義に燃え、オーセラの民を助けサイドドラゴンに立ち向かう』


 私がラスボスだ、くらいに禍々しい感じの姿をしてますが、その心は正義に燃えているそうな(゜レ゜)骨というよりは鋼でできてそうな質感の子だなぁ
 気になるのが、胸の辺りにある…コア…?みたいなものと、翼の破れぐあい( 飛んで大丈夫?ねぇ大丈夫?って翼をしてる…w
 夜になって暗いところで撮ってみましたが、そうするとやっぱりラスボスにしか見えない… 

 お次は火砕竜イフリート


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 なんとこの子はドラの説明がないです。『ドイツイベント用ドラゴン』とぶっちゃけたことしか書いてないです手抜kゲフンゲフン
 フェンちゃんも顔っていう顔がない鋼のデザインなので分かりにくい子だけど、イフリートも充分分かりにくい…。DH前のマグマのとこで撮ったんですが景色と顔が同化する^p^
 この子はちっこいペットがいますねー。フェンちゃんのペットも出てほしかったな…
 個人的にはもっと火で燃えてる?方がイフリート!ってイメージですが、そんなに燃えてたら騎乗時眩しいしいいやってなった( でももうちょっと派手な方がよかったかなぁ…w

 あとはジーオン・タティック


gion1.png


『サークス人の兵器として用いられたドラゴン。
 兵器としてより強力なものにするため、古代のドラゴンにサークス人が手を加え生まれた種』


 あまり機械機械ってデザインが好きじゃないのとこの一枚がでかいのでサムネ仕様…(´・ω・`) よくできてるとは思うけど 好きくない( まぁ設定からしてやるせない気持ちになるしね…かわいそうなジーオン……
 とりあえずオリジンはこんなところだろうか?
 ラモールは持ってないのでSS載せれないです(´・ω・`) あの子もデザインドラっちゃそうなのだが…
 バモとか主力の子はこれからSS撮ります!
 どんどんまとめていこうねー。時間がないよー


【 2015/10/29 (Thu) 】 ドラゴン | TB(-) | CM(0)

欲しいと思っていたフェンちゃん!



 私生活が色々忙しいせいもあってさっぱりブログ更新が止まっていますが生きてます、モレンドです|ω・`)
 とはいえやはりドグマに忙しかったのでドラプロに全然INしていなかったわけですが…この間?デザインドラもついに売り出されたとのことで、ずっとほしいと思っていたフェンちゃんをお迎えにINしてみました~


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 いいねーかっこいいね!シビれるね!!やはりデザインドラはいいなぁ
 ということでフェンちゃん祭り


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 横幅がありすぎてサムネ仕様です…。クリックすれば大きくなるからイイヨネ!
 買いはしたものの他のドラがまだ撮ってないのが多いので、時間見つけてSSだけでも撮らないと…

 そういえば、最近ぼちぼちINしていたとウワサのオリウスさんと昨日ちらっと会ってきましたヽ(´ー`)ノ何やら動画?撮影会…?をしてたそうで。眠かったのでなんか適当な参加になりましたが見知った顔が多かったです
 今見に行ったらブログも更新されてたので、お!と思った人は覗いてみましょー


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 昨日はこんな感じで花火打って盛り上がってましたw
 何やらまたモール品が追加されていたようで…ワールドにメッセージが流れてるなぁと思ったら、正体はこれでした↓


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 みんなが愛を叫んでいると思ったらこれか!ナルホド!
 と納得したモレは自分でもやってみました(


hage1.png


 そのときすごく眠かったので…うん…。まぁいいじゃないか、最後くらい…w
 せっかくなのでフェンちゃんとID行ってる動画くらいは撮りたいものだ。の前に他のドラのSSを撮らねばだー


【 2015/10/28 (Wed) 】 ドラゴン | TB(-) | CM(0)

エンドロールなど流させない 五篇




 かくして、騎士王の冠までいただいた一人の騎士は死んだ。
 その死は亡骸を伴わず、多くの人々は騎士王の死を嘆き悲しんだが、実感はできていないようだった。
 騎士王の死を知っているのは、騎士王に死を運んだそのドラゴンのみだった。
 ルダールガーディアンと呼ばれたそのドラゴンは、騎士王亡き後も彼が愛し護ろうとした国と人々を護った。命を懸けて、誇りを懸けて。騎士王が生きていればこうするであろうという考えのもと、オラディア全土を包む恐怖と暴力の嵐と戦った。
 しかし、世界を包んだ戦火は騎士王の愛した国にも届き、ついには街は焼き払われ、人々は逃げ惑い、バラバラとなった。
 炎に包まれ、腐臭が蔓延り、止むことのない脅威に曝される、かつては愛に溢れていた街。
 ドラゴンは悲しかったが、それ以上に悔しくて、愛していた街に留まり続けた。騎士王と共に過ごした場所を護り続けた。思い出の地を、生きた場所を、護り続けた。
 もうそこに人がいなくとも、国がなくとも、街が廃墟と化そうとも、気付かぬ間に戦争に終止符が打たれ、空が晴れようとも、その地を飛び立つことはなかった。
 分厚い雲が取り払われた青い空に、太陽の光が眩しかったことを思い出しても、ドラゴンはその地で翼をたたんで飛び立つことはなかった。
 ルダールガーディアンは、その名の通り、朽ち果てるまで、ルダールのことを護ると決めたのだ。そこに彼の肉体や魂がなくとも、もう消えかけた思い出の地であろうとも、護ると決めたのだ。
 一途で頑固なその想いを哀れと思ったのか、瓦礫しかなかった廃墟にはほんの少しの緑が芽生えるようになった。
 もう家の形など保っていないただの瓦礫の柱を背に、じっと動かないドラゴンの足元に、花が咲く。瞑想するように目を閉じているドラゴンは花になど気付かない。それを美しいと思う心もあまりない。ドラゴンにとって美しかった世界はとうの昔に死んでしまったのだ。騎士王ルダールが喪われたとき、彼によって得たその心もまた喪ったのだ。


 月日がたち、ドラゴンを中心として草木が茂るようになり、廃墟が鬱蒼とした緑に包まれる頃。
 半ば彫像のように動かずにただ息をしていたドラゴン。思い出に浸り、騎士王のことを忘れまいとするドラゴン。
 あまりに動かずにいたため、ドラゴンの身体は蔦や咲いた花に覆われていた。
 まるで生き彫像だったドラゴンが、パチリと目を開ける。珍しく。そうして億劫そうな動きで顔を上げ、すっかり森となっているかつての街に視線を投げる。
 ドラゴンは感じていた。懐かしいものを。魂の呼吸を。近づいてくるものを。
 半ば彫像として、ただ息をし、存在しているだけのドラゴン。そのドラゴンの前に茂みをかき分けてやってきたのは一人の少年だった。腰には剣。顔立ちはまだ幼いが、ドラゴンには見憶えのある金髪碧眼の色をしていた。
「やっと見つけた。随分と遠かったよ、ここは」
 少年が笑うと、彫像のように凍りついて動かなくなっていたドラゴンの心が一つ脈打つ。憶えがあったからだ。その笑い方に。
 少年がドラゴンへと手を差し伸べる。緑の葉の間からキラキラとした木漏れ日が差し込み、少年の瞳と髪を虹色に彩った。

「信じてる」

 その言葉は、かつてドラゴンを救った言葉だった。

「愛してる」

 その言葉は、ドラゴンが騎士王の最期に吐露した言葉だった。
 ドラゴンは動けない。そんな馬鹿な、という思い故に動けない。一歩も動くことをしていなかった身体のせいもあり、ドラゴンは動けないまま、そばにやってきた少年の腕に頭を抱かれた。まだ短い腕だったが、ドラゴンは思い出していた。最初にこうされたあの日の夜を。
 動きにくそうな白い甲冑。星の光が宿った色。鎧とは似合わない笑顔を浮かべたかつての騎士王が掌を差し伸べる姿。その向こうから射す月光の金色。美しかった世界。
 やがて訪れた朝に、騎士王は言った。そして、目の前の少年もまた、あのときと同じ満面の笑みを浮かべて言うのだ。

「行こう」

 ……その言葉。この奇跡を。ドラゴンはずっと待っていた。かつて彼が暮らした地に留まり続け、思い出に浸りながら、可能性の低い奇跡をずっとずっと願っていた。
 あまりに動いていなかったせいで身体に蔓延っている蔦を引きちぎり、少年の頭に頬をこすりつけて、ドラゴンは鳴いた。泣いた。もう喋り方など忘れてしまっていたが、それでも問題なかった。
 少年は少し困った顔でドラゴンの頭を撫でている。そう、彼はドラゴンのことを理解していた。物心つき、魂の記憶を思い出したそのときから。ずっとずっと前から。
 一人と一匹が並んで歩いて行く。かつての思い出の地、現在の廃墟の森を後にして、青い空の下へと歩いて行く。


 森が途切れたところでドラゴンは大きく翼を広げた。風の掴み方を忘れている。少年はリハビリに励むドラゴンに楽しそうに跨って、もういいから行こうと空を指す。軋む翼が不安だったが、ドラゴンは言われるままに地を蹴った。長く留まっていた地をついに離れた。不安定ではあるがなんとか飛んでいるドラゴンに、背にいる少年は笑っている。
「ずっと待ってたんだな。ありがとう」
 そう言って頭を撫でる少年に、ドラゴンは黙っている。だが、どことなく嬉しそうなのは尾の揺れ方が示している。
 ルダールガーディアン。そう呼ばれたドラゴンの心はまだ息を吹き返したばかりだが、その口元は歪むような形で不器用に笑っていた。
 ドラゴンがかつての自分やその心、言葉を思い出す日は、きっと近いだろう…。



【 2015/10/02 (Fri) 】 お話 | TB(-) | CM(0)

重要なお知らせ、かぁ



 小説以外ではかなりお久しぶりです。モレンドです|ω・`)
 8月の三倍期間から密かに思っていたこと…。いきなりのフォローシステムの採用で思っていたこと…。そして9月のほぼイベントのない状態のドラプロを見て予感はしていたことでしたが…↓

サービスに関する重要なお知らせ

 ドラプロ、10月いっぱいでサービス終了だそうです
 9月からはドグマの方にほぼ移行しがちで、ドラプロはお留守でした(;´Д`)だってイベントないしなぁ…w 小説書く資料のためにINはするけど…という感じで。なんでブログは更新してるし中身はあるけど、ゲームプレイしているとは言いがたいし…って10月の宣伝部の報告は入れなかったのですが…それがまぁついに…そうかぁ、終了なのかぁ……
 ドラプロはもともとあまり人がいなかったから、イベントこなくて離れた人たちが大きかったのかなー。俺もそうだけど、俺が知ってる限りでも何人もいるしなぁ。黄金とか揃えちゃった人はほんとやることなかったろうし…来るべくして来た結果、なのかな(´・ω・`)
 しかし困る。困ってしまう。何がって、モレンドの旅が強制終了してしまうからですよ!(
 ゲームという舞台があって、その場所に行って、実際に場所を見たり感じたりして書いてきたのに、10月いっぱいでそれができなくなってしまう…。うーん………
 リクエストに応えてく間にもう終わってしまいそうだな(´・ω・`)本編更新する暇あるのかしら…
 定番の『俺達の冒険はこれからだ!』ENDになりそう\(^o^)/それかもう『連載打ち切り!今までご愛読ありがとうございました!』ENDだわ…


 とりあえず、なんか1APでショップのもの買い放題なので、持ってないドラはどんどん買っていってどんどんSS撮っていこうかと・w・もちろんバディドラもね!
 動画撮るかなぁ…すごい時間かかりそうだけど、一匹一匹、飛んだり歩いたり一緒に戦ってみたり…。さすがに全大陸のSSをくまなく撮るとかめんどくさいことはできなそう…ドグマやりたいし(
 そうだ、柵があるからドラ表示させてパシャパシャと…あっ、おうち消えてるんじゃないか?家賃そんなに入れてなかった気がするんだ…← うう、土地探しからなのか(;´Д`) でもドラ何体も表示させるのはあれが一番いいよなぁ
 柵4つくらいしか持ってない…運営さんは大放出祭とかしないのかな? 今までのドラとか全部売りだしてほしいわーフェンギナほすぃー
 使ってないペットとかも全部出してみるかなー。ダミドとかたまってるものも消化しときたいなぁ。……となると、監獄正面突破ツアー…とか…なのか?w



 ドラプロが終了したあとのみんなの移住先がどこなのか、分かりませんが、ドラプロで出会って一緒に遊んでくれた皆さん!今までありがとうございました!m(_ _)m モレは楽しかったですよー
 ブログの方はリクのこともあるししばらく小説で更新していくと思われます
 モレンドの移住先はドラゴンズドグマオンラインですー。クラン(ギルドのこと)もあるので、よければまた一緒に遊びましょうねヽ(´ー`)ノ ドラゴンは敵として倒してしまう感じですが、今のところ面白いと思いますでー
 ドグマ紹介がてら記事一つくらい書いてみるかなぁ。そのうち。そのうち…w


【 2015/10/01 (Thu) 】 ドラゴン | TB(-) | CM(0)

エンドロールなど流させない 四篇





 落ちるとき、堕ちるときというのは何にでもある。そしてその『時』というのは一瞬だ。長く培ってきたものも、永遠に続くと思っていたものも、一瞬ですべてを失う。そういう『時』は何にでもある。人の命にも、国の崩壊にも同様に。
 サークス人と奴らに操られるがままのドラゴンの軍勢により、世界のあちこちは破綻、あるいは崩壊を始めていた。
 そこにあった国や、命の在り方。それだけじゃない。戦争は心の在り様さえ変えていく。
 長すぎる戦は心を荒ませる。それが護るための尊い戦いであったとしても。
 …殉職する兵士の数が日ごとに増えていく。
 本来ならきちんと家族や親族と離別する時間を作ってやりたいのだが、その時間や手間を取ってやれないのが騎士団の現状だ。
 サークス人による死者のアンデッド化を防ぐため、どんな功労を残した兵士も戦場で灰になってもらい、遺灰と、本人だと分かる身につけていたものの一部を持ち帰る。
 …人々の顔から笑みというものが消えていく。
 確かに護っているものにも変化は訪れる。なぜか? それが生きる者であり、心ある者の在り方だからだ。
 ルダール様、と縋る手が重くなっていく。
 俺は俺にできることをしているつもりでいるが、それでも圧倒的に『足りない』のだろう。人々の中にある『騎士王ルダール』はこんなものじゃない…。それが思い込みや理想に縋る妄想からきている姿だとしても、今の俺の姿は民衆が望んだそれとは異なっているのだ。
 理想と現実は違う。限りなく近くすることはできても、完全に一致することはない。それが生き物の想像と現実の創造の限界だ。

「どうした」
「はい。丘の廃墟周辺に潜伏している兵士からの情報なのですが…こちらを」
「……これは…」
「念のためこちらの兵士を向かわせて確認を、と考えています。そこで団長のドラゴンの力をお借りできればと思うのですが、いかがでしょうか」
「そうだな。俺から話しておこう」
「よろしくお願いいたします。
 しかし、この書簡に記されていることが事実とすれば、状況は芳しくないようですね…」
「…そのようだ」

 サークス人達が潜伏していると思われる拠点の一つに丘の廃墟がある。届いた一枚の紙片はその廃墟を見張っている兵からのもので、紙片には破り取られた地図の断片が貼り付けてあった。
 どうやらその丘の廃墟からサークス人達が地図に印のある辺りに向かい、何かをしているらしい。それも夜な夜な毎日と紙片には記されている。不気味な呪文のようなものも風に乗って微かに耳に届くのだとか。
 書簡を持ってきた兵には下がるように言い、俺はろうそくの火を見つめた。頼りない光源に書簡の文字は薄ぼんやりとした影を躍らせている。
(………こちらに何か大規模な攻撃を仕掛けるために準備をしている、と考えるのが筋だろうな)
 結局、いくら前向きに考えたところで結論は一つだった。
 今までの攻撃の仕方ではこの国を落とすのには時間がかかると踏んだか。
 騎士団の疲労は増し、兵の数は日増しに減り続けているが、それでも奴らには手ぬるいのだ。この国を、人々を、ドラゴンを、すべてを葬るまでその攻撃は止まないだろう。
「…ルダール」
 俺がそう口にするときは、ドラゴンであるあいつのことを呼ぶときと決まっている。
 屋根の上にでもいたのだろう、ばさり、と翼を翻す音のあとに重たい着地音、そして長い爪が地面を掻く音が続く。
 のそりとした動きで戸口から部屋の中に顔を突っ込んだルダールはそこで止まった。何かあったときに身動きが取りづらいという理由で建物の中には入らず、顔だけ突っ込む形でこっちを見ている。その眼光は出会った頃と同じくらい鋭いかもしれない。何年か前ならやわらかかったはずの眼差しは、戦争によって失われてしまった。
 俺も、今はあんな目をしているのだろうか。
 いや、俺はもともと、どんな目で物事を見ていただろうか。どんな眼差しで。どんな感情を乗せて。
「聞こえてたんだろ」
『…ドラゴンは耳も目も良いからな』
 ぼそっとした声にそうだろうなとぼやいて返す。そして、しばらくの間があった。
 今日も夜は静かだ。窓の外に大きく漏れるような光源はなく、話し声もしない。
 人家の明かりは敵に居場所を知らせるものになってしまうため、街の人間は最低限の光源で生活するようにしている。だから夜は暗い。
 ルダールから話をする気はないようなので、俺が先に口を開いた。明るい話題でもない分、できればしたくはない会話だが、必要なものだ。仕方がない。
「大規模な攻撃を仕掛けるための前準備だろうな。サークス人は怪しげな術をいくつも使う」
『毎夜準備をしているとなれば、相当なものだろう』
「ああ。なんとしても阻止しなければ」
 …そう、できるだけ早い対処が望ましい。そして、兵士の数よりも、その実力。相手がサークス人であることを考えると、実力がある兵の速やかな一撃による各個撃破が理想だ。そして、それを満たせる兵士というのは限られている。即ち、俺だ。
 俺とルダール。一人と一匹が地図に印のあるこの場所に乗り込み、奇襲攻撃を仕掛け、サークス人が展開している大規模な攻撃を阻止する。
「俺とお前で行くしかないだろう」
 ぼやくようにこぼす俺に、ルダールは低い声で唸った。眉間に皺を刻んでのその唸り方は承伏しかねるってときの少し不機嫌な返事の仕方だ。
 だが、現状それが一番の手であることをルダールは理解していた。だから俺が再び兵士を呼んで話をしているとき、何も言わなかった。それが犠牲がもっとも少なく、奇襲作戦の成功率が高い現実的な方法であると解っていたからだ。



 次の日の夜、暗闇に紛れて、俺達は街を離れた。
 灯りは持てない。俺はルダールの目を信じてその背で揺られるだけだ。
 騎士団の副団長には俺が行くということで話は伝えてある。あとは俺とルダールが速やかに任務を遂行、帰還。多くの者は俺とルダールが動いたことなど知らないまま朝を迎える。それでいい。騎士とは民を護るものだし、団長である以上部下にいらぬ苦労や心配をかけたくもないものだ。
「なぁ、ルダール」
 俺がそう呼ぶときは、名もなきドラゴンだったパートナーを呼ぶときと決まっている。『なんだ』という低い唸り声はまだ若干不機嫌さを感じる。その不機嫌をさらに助長してしまうんだろうなぁ、と思いつつも、俺はこう口にしている。
「人間を、嫌いにならないでやってくれ」
『……なぜ今それを言う』
「なんとなくだよ。いや…俺だって人だからな。間違いなくお前よりは早く寿命を迎えるだろうし、その意味でも、言えるうちに言いたいことを伝えてるだけだよ」
『…………』
 明らかにむっすりとした空気で俺の話を拒否しているルダールにこっそりと苦笑する。いい返事は返ってこない。だが、話は聞いてくれている。是の返答がなくても俺にはそれで充分だ。
 そう、充分だとも。





§   §   §   §   §






 サークス人が潜伏していると思わしき丘の廃墟を張り込んでいた兵士と一度合流し、ルダールが話をしている間、私はじっと夜の気配に神経を尖らせていた。
 暗闇を見通すこの両眼も、些細な物音さえ拾うことのできるこの聴覚も、今はなぜだか疎ましい。持って生まれたものに能力が備わっているというのはある種不便だ。背負わなくていいものを背負わされる理由になる。
 今回の作戦は必要だ。放置しておけばルダールが死守してきたあの国が滅びる原因となるかもしれない。それに、どのみちサークス人は生かしてはおけない。どの角度から見てもこの措置は必要なのだ。そう頭では理解している。だが、私の中の何かがこの作戦の危険性を訴えている。一体何が。そう考えるものの、問いは自分の中を堂々巡りするだけであり、自問の声に自答はない。
 ルダールが兵の肩を叩いてこちらに戻ってくる。ルダールのことを敬礼して見送る兵士の微妙な表情が、私の中の問いの声を大きくさせる。
 だが、時間は止まらない。どんなに暗い夜にも朝は訪れる。立ち止まって呆けている時間はない。
 暗闇に紛れて迅速に行動すること。いくらサークス人といえどもドラゴンの如き夜目などは持ち合わせていまい。明け方や昼間、日中に活動することを考えれば、影や暗闇に混じれる夜の行動が望ましい。
 まずは空の偵察がいないかを私の両眼でじっくりと観察する。空の分厚い雲に紛れた影は認められない。
 なるべくゆっくり、羽音一つ立てぬよう、慎重に。この移動だけは迅速を捨て、敵に見つからぬことを第一に行動する。
 私の背に跨っているルダールは静かだ。失敗は許されない作戦の前であろうと息一つ乱さない。
 しかし、ルダールはふと気付いた様子で私の後頭部を撫でた。ざらりとした手袋の感触が空気の澱みと風の冷たさに紛れて消えていく。
「信じてる」
 それは、いつかの言葉だ。私という存在に不意打ちを与えた言葉。
「愛してる」
 あのとき世界は美しかった。私は美しい世界に連れ出された。そして世界の尊さを知った。それを護りたいと思う心を得た。
 しかし、ルダールの浮かべる笑顔にはあの頃よりも影があり、疲れが見え、苦労の色が隠せないようになっていた。
「人間を、嫌いにならないでやってくれ」
 私の頭を撫でながら奴は言い聞かせるようにそんなことを言う。
 私の中でまた一つ、声にならぬ疑問が膨らんでいく…。
 それでも作戦に忠実に従う。それがルダールのためであり、ルダールが護る国のためであるから。
 丘の廃墟群の向こう、不自然に地面に穿たれた大きな穴に、ローブを纏った人の姿がぼんやりと認められる。杖を手に耳に残る詠唱をブツブツと唱え続ける者、何かの薬剤同士を混ぜ合わせて何かを作っている者、怪しげに蠢く何かの前で話し込む者…。まさかこちらから奇襲を受けるなど予期してもいなかったのだろう、警戒の色はない。
 私はゆっくりと飛ぶ。焦りを殺し、怒りを殺し、私の中で燻る疑問も、今は殺す。
 そうして、私が穴の淵にルダールをそっと下ろし、自分はルダールと向かい合う形になる反対側の淵へゆっくりと移動する。
 ルダールから私がどの程度見えているのかは謎だが、私には奴の表情の細部まで見て取れる。
 行こう、と動く唇に、私は唸り声で応えた。これみよがしな警戒の声を上げて唸ったのだから、穴の中で何やら作業しているサークス人の意識が私に向くのは当然のことだ。その瞬間を逃さず穴の中へ飛び降り剣を抜き放ち一人目の首を刎ね飛ばしているルダールは慣れている。無駄も迷いもない動作でフードを被った人間の首を二人三人と刎ね続ける。私はできる限り派手に動き回り、敵の意識と攻撃を引き受け、回避する。薬剤の何に引火するか分かったものじゃないから炎は威嚇程度にしか吐かないが、たまには攻撃もする。そうしてこの奇襲が私だけではなくルダールもいると気付いたとき、敵の数はもう半数を切っている。
 ああ、何も問題はなかった。いつものように、ルダールと私で事足りることだったのだ。私は何を燻らせていたのだろうか。
 私が爪で引き裂いた奴が人間の形をほぼなくしながら肉塊として崩れ落ち、背後から詠唱の魔法攻撃で私を狙っていた奴は尾を振り抜いて打ちつけ、壁に激突させてやった。オーセラ人のように身体が丈夫ではないサークス人には間違いなく致命傷だろう。
 最後の一人、私とルダールに挟まれて逃げることもできずじりじりと後退っていたサークス人は、狂った人種らしく、追い詰められたこの場面で高らかに笑った。私はその笑い声に顔を顰め、ルダールが無言で剣を構える。
 サークス人の頭が刎ね飛ばされ、フードを被った頭が宙を舞う。一瞬見えたその表情は狂喜に歪み、正気の色など見えない。
 ごっ、と重い音を立てて最後の一人の頭が地面を転がっていく。
(さあ、これで終わった。さっさと帰ろう。私は水浴びをして血を落としたいし、それはお前も同じだろう)
 ルダールが肩の力を抜いて剣先を下げ、刃を鞘におさめた。細く長く息を吐いたルダールに声をかけようとした私の耳に、地鳴りが先に届いた。ビシ、と音を立てて地面に亀裂が入る。私は翼のある生物としてその事態に反射的に羽ばたいていたが、ルダールには翼などない。奴は突然崩れ落ちた地面もろとも穴の中に空いたさらなる穴の中へ呑み込まれていった。
『ルダール!』
 私は吠えるようにルダールを呼んで、穴の中に飛び込んだ。
 しかし、何も焦ることなどなかった。穴はそれほど深くはなく、ルダールは瓦礫に片足を取られていたが、重傷ということもないようだ。痛みに顔を顰めてはいるが、顔色は悪くはない。
 私が岩に尾を叩きつけて退かすと、ルダールは顔を顰めながら岩の下敷きになった足に触れて「きれいに折れたな」とぼやく。そして自分で今できる処置を始めた。残念ながら私は治癒術が使えない。力ばかりあり余るが、それはこの場面では役に立たない。
 私はルダールの怪我が重くはないことに内心胸を撫で下ろしながら、改めて、突然の地面の崩落と、崩落によって落ちた穴の存在を思い出す。
 首を巡らせ、改めて辺りを見回してみる。灯りなどはなく、私でもよくよく目を凝らさなければ影と夜の濃さに景色を見失いそうだ。
 穴の壁際には何かが置かれていた。水晶…のようにも見える。明らかに不自然だ。『ルダール』私は唸るように奴の名を呼ぶ。なんとかいい具合いに足を固定したらしいルダールがひょこっとした動きで立ち上がりかけている。「どうした」『戻ろう。乗れ』「待て。ここを調査していった方がいい。情報が得られるかもしれない」それは最もな意見だった。だから私は一瞬反論できなかった。強く出ることができなかった。ルダールのマントをくわえて無理矢理にでも飛び立つという選択肢を取れなかった。
 そして、それは起こった。
 強い光。強く黒い光。オーラ、とも言うのかもしれない。
 穴のあちこちにある水晶から突然黒い光が上がる。私はやはり反射的に、翼ある者として、飛び立つことでそれを回避していた。
 だが、ルダールの背に翼はない。しかも奴は今片足を負傷している。地面がしっかりしているとはいえ、跳んで私に掴まるということは今の奴にはできなかった。
 一瞬の黒い閃光。一瞬のその光が水晶から波打つようにして地面に黒い魔方陣を描き出す。それは半分瓦礫に埋まっていたが役目を果たした。
 ルダールを中央に捕らえ、その魔法は、発動した。


 …例えるとするなら。星がすべて落ちてしまった、光一つない、夜空とも言いがたい闇、だろうか。
 その魔方陣はルダールを己の器として捕らえ、ルダールの身体に乗り移り、奴の肌を黒い紋章で染め上げた。
 それが良いものであるはずがない。奇跡など望めるはずもない。
 サークス人がひっそりと活動していた拠点にあった、黒い魔方陣。人体を犯す禁忌の魔法。それは騎士王ルダールを犯し、奴を己の器にしようと、奴のすべてを破壊し始めた。
 人格。記憶。思い出。表情。癖。声。奴のすべてを壊し、自分の思うように作り変え、器にしようと、黒い魔法は容赦なく牙を剥く。


 魔法を剣でどうにかできると思ったわけではなかろうが、長年の反射によるものだろう。抜き放たれていた剣はルダールの手から滑り落ち、ガラン、と音を立てた。
 私は呆然とルダールを見ていた。黒く染まっていく奴の肌を、苦痛に、いや、憎悪に歪んでいくその顔を、見ていることしかできなかった。
『ルダール』
 声をかけてみたものの、私の声は絶望に満ち、震えていた。
 私の知っているルダールが消えていく。碧眼の瞳からは光がなくなり、唇は引きつり、笑おうとするのに、怒ろうともしている。
 ……もうどうすることもできないと、私の中の冷静な部分が告げている。
 たとえこの場にギガドラゴンがいたとしても、きっとどうにもできなかったろう。これはそういう類のものだ。
 唇を引きつらせ、皮膚のあちこちを痙攣させながら、ルダールの口がどうにか私を呼んだ。反射的に地に下りそうになるが、寸前で思い止まって空中に戻る。
 あの魔法がこれきりという保障などどこにもない。私は私を呼ぶルダールのそばへ行くことも叶わない。
 だが、ルダールは笑った。諦めている顔だった。しかし、それでいい、と肯定している顔だった。
「これが、くろのすの、きもち、か。なるほど。しにたくなるわけだ」
『ルダール』
「ざんねんだ。るだーる、ほんとうに。ほんとうだよ。おまえにつたえたすべては…」
 ルダールがブルブルとおかしなぐあいに震える左手を右手で押さえつけた。「じかん、が、ないな。わかってるだろうが…おれはもう、だめだろう。すぐにじぶんをなくす」ぐっと奥歯を噛み合わせる私にルダールは唇を引きつらせて笑う。憎悪に歪んだ目にはまだ優しさが欠片ほど残っている。それが残っているルダールだ。身体の支配権は魔法に喰われ始めている。
 ルダールが私を見上げている。黒い紋様の浮かんだ肌で、支配されそうになっている身体と意識で、それでも私を見上げて、笑うことを選ぶ。
「おれを、ころしてくれ」
『…できない』
「やつらが、したかったのは、おれを、しはいして、くににもどらせ、ないぶから、はかい、することだ。もどれない。もどれないんだよ、るだーる」
『できない』
「るだーる」
 信じているよ、と声がする。愛しているよ、と声がする。
 俺に愛する国や人々を殺させないでくれ、と言う声がする。
 知っている。よく知っている。だが、お前はこれを知らないだろう。私の気持ちを。ドラゴンであるが故に鍵をかけて隠し、アノヤーテンまで持っていくはずだった私の気持ちを、お前は。
『私に、愛するお前を手にかけろというのか!』
 こんな形で伝えたかった想いではなかったというのに。
 それはほとんど叫び声に近かった。悲鳴に近かった。私の心はギシギシと軋んで悲鳴を上げていた。
 奴は一瞬だけいつもの奴に戻った。それだけ奴の心が動いたということなのかもしれない。一瞬だけきょとんとした顔を見せ…やはり、笑う。少しだけ照れくさそうな顔だった。すまない、と動いた唇の形を最後に、ルダールから、ルダールが消えた。
 それまでの表情の歪みが消え、身体の痙攣が消え、奴の肌を支配していた黒い紋様はすうっと肌に溶け込むようにして消えた。ルダールという人間が完全に支配されてしまった瞬間だった。
 ルダールの手が滑るように滑らかな動きで地面に落ちていた剣を拾うのが私の視界に映っている。
 しかし、私はその現実を信じたくない。拒否したくてたまらない。目を背けたくて仕方ない。
 だが、現実は容赦なく、ルダールはその剣を投擲するように私に向かって放った。遅れた動作で私がそれを避ける。翼の皮膜が少し切れる感触がした。ルダールは無表情に腰の短刀を抜いている。それも、私に向かって放つためだ。
(…騎士王は死んだのだ)
 私はようやくその事実を認め、静かに涙を流した。
 ルダールは。いや、ルダールだった者は、私の喉元を狙って短刀を投げつけている。私は先ほどより素早くその攻撃を避け、そして、大きく息を吸い込んだ。
 胸が熱くなる。炎を吐く前の身体的反応ではない。
 すでに視界は涙で歪んでいるが、私のすべきことは、決まっていた。
 私は全身全霊の力を込めて炎を吐いた。灼熱を吐いた。人間を塵にする炎を吐いた。ルダールの亡骸が骨一つとして残らぬように。間違っても骨が独りでに立ち上がり、動くことなどないように。
 私は焼いた。愛する者を焼き殺した。意識の死んだルダールの肉体を、この世から焼き払った。
 私はギガドラゴンではない。ギガドラゴンほどの力はない。私の炎に魂を浄化するような力があるかは分からない。
 だが、今はそれを祈らずにはいられない。
 私は焼け焦げた地面と瓦礫、未だ燻る炎の赤と橙を眺めていた。そこにルダールという人間がいたという証は何一つ残らなかった。
 何一つ、残らなかった。…残せなかった。
 私は分厚い雲に覆われた空を見上げ、吠えて、泣いた。鳴いた。ないた。



【 2015/09/27 (Sun) 】 お話 | TB(-) | CM(0)
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